風水

【はじめに】
私が伝統風水の存在を知ってから既に永い年月が経ちました。最初は半信半疑で始めたものの世界五大伝統風水マスターの一人と言われる、ジョセフ・ユー老師よりプロフェッショナルとしての免許を授かり実践を積むうちに風水への理解が一層深まり、その効果を確認することが出来ました。風水は、単なる占いではなく、 私たちが持って生まれたエネルギーを最大限に活かす事が可能な環境創りをサポートするためのエネルギーワークのテクニックといえます。

【風水のカテゴリー】
風水は内容に応じてざっと下記のカテゴリーに分類出来ます。
伝統風水 : 中国古代から伝わる正統派の風水。欧米先進諸国では盛んです。
ポップ風水: かつて日本に人気があった簡易風水。日本の気学と混同したものが目立ちます。
オリジナル風水: 独自の研究からあみだされたとされるユニークな風水。

【伝統風水とは?】
中国3000年とも4000年ともいわれる自然法則に対する統計的考察の歴史に裏付けられた風水を総称して伝統風水と呼びます。 この伝統風水の中にも沢山の種類や流派があります。

陰宅風水
日本では墓相といわれています。墓のサイトを選び、一定の時期に一定の方向で遺体を埋葬し、墓石と周囲の環境を調整することで子孫の繁栄を願う風水の技法です。陰宅風水に関しては、先祖の遺体を火葬で埋葬する習慣のある日本において殆ど影響を及ぼすことはありません。

巒頭(らんとう)風水
主に三合派に代表される山、川などの地勢を観察しながらパワースポットを探し当てるためのダイナミックな風水です。古代の風水師は山野を何年もかけて歩き回り龍穴(りゅうけつ)というパワースポットを探しあてました。モダン風水では、高い建物を山に、道路を水に見立てて巒頭の良し悪しを見極めます。

陽宅風水
玄空派(飛星派)や八宅派などに代表される普段私たちが生活するすまいのエネルギーを整えるための風水です。歴史は比較的浅く、本格的に活用され始めたのは明の時代(14世紀)以降と考えられています。

【中国古代のエネルギー論】
伝統風水を知る上で最も大切な基礎知識は、陰陽五行論に代表されるエネルギー論です。 古代中国では、自然界に存在する全ての存在は「気」という目に見えないエネルギーにより造られていると考えていました。この「気」の性質を統計的考察を土台に体系化したものが陰陽五行論です。 「気」の研究は欧米でも進んでおり、「気」のコンセプトは欧米最先端の波動療法にも取り入れられています。 ところで、この陰陽五行論をごく簡単にまとめると「この世の中の全ての存在は物質であれ、人間であれ、動植物であれ、はては自然現象さえも気というエネルギーにより具現化されている。この気エネルギーは、常にプラス(陽)とマイナス(陰)がペアになり存在し、木火土金水の五種類に分類することが出来る」となります。 伝統風水では、この五種類の気をさらに細かく9種類に分け環境エネルギーの分析に用います。

【風水の可能性と限界】
巷では風水で大成功したとクレームする本や広告が氾濫しているようです。確かに風水を少し変えただけでお店が流行りだしたり、会社の売り上げが増大したりという事例はいくつもあります。 しかし、風水の本来の目的は人間が持って生まれたエネルギーを最大限に燃焼させる環境作りをサポートすることにあります。ですから、風水に対して自分たちに与えられたエネルギーを超える効果を期待することは(可能ですが)得策ではありません。 本物の伝統風水師は、クライアント個人が持つ宿命エネルギーの分析も細かく行いながら、クライアント個人に適した風水アドバイスを提供してゆくものです。 古来の自然法則では人間に与えられたエネルギーは有限と考えます。これは、誰しも寿命を超えては生きれない事実を見ても明らかです。仮に風水の力で巨万の富を築いたとしても、そのことがその人の宿命にそぐわない状態であれば、必ず人生の他の部分で犠牲を払わなくてはならないことになるのです。

【風水の効果】
風水の効果で最も期待出来るのは、「健康増進」にあります。 なぜなら、人は誰でも、人生という「こころの進化」を目的としたプロジェクトを全うするために本来健康に生きる事が約束されているからです。(障害や病気がその人のこころの進化にとって必要な場合もあります) 事実、過去の経験から、風水のコンサルティングをさせて頂いたクライアントからのフィードバックで最も多いのは「健康面での向上」です。例えば、クライントの中には、本来の健康が回復し子宝を授かったカップルが何組もおられました。

私たちは健康になれば積極的になり、いろいろなチャンスを掴むことが出来ます。また、健康は私たちを美しくもしてくれます。従って、風水で本来の健康を取り戻すことにより、恋愛運や仕事運のアップにも必然的に繋がるわけです。

【風水グッズに関して】 

世の中には風水グッズと呼ばれるものが沢山紹介されていますが、伝統風水でグッズを使用するケースはごく限られています。

伝統風水では、陰陽五行論というエネルギー理論により、環境のエネルギーを調整しますが、この調整にいろいろなグッズを使用することがあります。

陰陽五行論とは、簡単に説明すると、この世の中のプラスとマイナスのエネルギーを木火土金水の五行(種類)に分類する考え方です。

わたしたちの肉体を含むこの世の中のすべての物質や現象は、この五種類のエネルギーが複雑に組み合わさって作られていると考えます。 同様に、環境のエネルギーも、これら5種類のエネルギーで構成されています。この5種類のエネルギーは、ある特定の相関関係を持っています。その相関関係を利用することで、環境全体のエネルギーのバランスを調整することが可能になります。グッズも、特に木性が強いものとか水性が強いものといったように、その色・形・素材により五行のエネルギーに分類することが出来ます。

伝統風水の世界では五黄土星(死のエネルギー)と二黒土星(病気のエネルギー)という2種類の土性のエネルギーの調整に特に注力します。

陰陽五行の相関関係(土性は金性を生じる、金性は水性を生じる、水性は木性を生じる、木性は火性を生じる、火性は土性を生じる)から、この土性のエネルギーは、金性のエネルギーを使用することで弱める(漏らす)ことが可能(土性は金性を生じるために自らのエネルギーを消費してしまう=漏気)なのです。 このように、エネルギーの性質により、伝統風水でもいろいろなグッズを使用することが出来ます。結論として、伝統風水的には、風水グッズの効果は、そのグッズが備える五行に分類されるエネルギーによるものと考えられます。

私の過去の経験から特に効果が認められたアイテムとして、金性の「ひょうたん」「風鈴」「CDで奏でるピアノ曲」「木性の観葉植物」「土性の水晶」などでした。

特にひょうたんは世界各国で活躍する伝統風水師の多くも使用する数少ない本物の風水アイテムです。

【風水と水】
伝統風水で力を発揮する最強のアイテムとしてを欠かす事は出来ません。

水は、波動療法の世界でも頻繁に活用されますが、これには実証された理由が存在します。

それは、水が大変強力な波動転写能力を持つという事です。即ち、良い波動も悪い波動も水にコピーされ、その場にとどまることになるのです。波動とは、エネルギーが発する振動の事です。

古代の風水の格言に「気は水に乗じて保たれ、運ばれ、風に散じる」というものがありますが、伝統風水では、良い「気」が集まる場所に水を置いてその気を留保しようと試みます。これは、逆に言えば、悪い気が集まる場所に水を置けば悪い気の波動が水に転写され、その場にとどまってしまうことを意味します。

従って、大きな水槽やスイミングプールなど、流れの無い水の置き場所には細心の注意を払う必要があるのです。

【風水と色】
伝統風水では、陰陽五行の理論に基づいて「色」を使用します。色は、それぞれ独自の波動を発しており、私たちの精神に大きな影響を与えることは周知の事実ですが、伝統風水でも色を使用することがあります。 伝統風水で使用する色は、木性の青緑、火性の赤・オレンジ・ピンク・紫、土性の黄色・茶色・カーキ・タン、金性の白・金・銀、水性の黒・濃紺とそれらに準ずる色に限られます。 色は、主に相反するエネルギーをブリッジして、エネルギーの調和を生み出す目的で使用します。例えば、土性のエネルギーで水性のエネルギーを活性化したい場合は、金性の白を使用します。これは、土性と水生の間を金性でブリッジすることにより、土→金→水の相生関係を築くためです。

色に関して更にお知りになりたい方は「あなたのラッキーカラーは何色?」をご参照下さい。

【風水の実践】
それでは風水で環境の波動を高める具体的な手順を簡単にご説明しましょう。 建物のある土地の状態、周囲に見られる建物、道路、平地、交差点、山、川、池等をチェックします。 住まいの出来るだけ詳しい図面を用意します。そして、その図面とコンパスによる実測から、その住まいの向き(専門用語では宅向という)を正確に判断します。 その宅向と住まいの竣工日から、その住まいが持つエネルギーの配置を飛星理論を使用して算出します。飛星とは、エネルギーを指す風水専門用語です。

伝統風水では、九星という九種類のエネルギーを考察します。具体的には、「一白水星」「二黒土星」「三碧木星」「四緑木星」「五黄土星」「六白金星」「七赤金星」「八白土星」「九紫火星」です。

これら九星は、時と場所によりそれぞれいろいろな性質を発揮します。例えば、七赤金星は、ポジティブに発揮されれば卓越したコミュニケーション能力や競争力を、ネガティブに発揮されれば、窃盗や争いを引き起こしたりします。 これらのエネルギーが、宅向や竣工日により、三層のレイヤー(時のエネルギー、山のエネルギー、水のエネルギー)で重なり合い、住まいの中心から八方位(北、東北、東、東南、南、西南、西、西北)に独自のエネルギーゾーンを構成します。住まいの中心は「太極」と呼ばれ、特別な意味を持ちます。

更に、毎年巡る年のエネルギーと毎月巡る月のエネルギーを加味すると、全部で五層に及ぶエネルギーを算出することが出来、これらの性質を考慮しながら、目的に応じてすまい全体のエネルギーの調整を行うわけです。(毎日巡るエネルギー、毎二時間毎に巡るエネルギーを考慮する場合もあります)

具体的な処方・アドバイスとしては、住まいのそれぞれのゾーンにおける、通気の仕方、利用方法、部屋割り、インテリアの配置、カラーコーディネーション等があげられます。 部屋割りに関しては、そこを使用する人が持つエネルギー(これを風水では本命卦と呼びます)を生年月日から算出し、エネルギーゾーンとの相性を考慮に入れながら、アドバイスを行います。 そして、一度処方を行った後も、少なくとも毎年(理想的には毎月)微調整を行うことが望まれます。なぜならば、エネルギーは時間とともにその性質を変化させて行くからです。

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